Aromagarden
いつも面影ばかりが色めいて、気づけば雨の色だけ抱えている。
いつか想いのすべてが溶けだして朝陽に涸れるのなら、このままでいたい。
銀のひかりに沈む街を眺めては、月の剣(かけら)を探していた。
叶うならば夢を閉ざして。夜の帳を切り裂いてしまいたいと思うよ。
愛しさを分かつほどに、わたしはここで美しく在るはずだから。
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花香を食らう夢虫の赤色、とらえては引き裂いて、移ろう様をなぞるの。
寂しいと思うほどに、あなたの中でやさしくなれるはずだから。
Music, Lyric coe / Vocal 翔歌トリ