*寂しがり屋の庭

 窓を打つ雨の音に、きみの歩みを重ねては帰る日を夢見ている。
 ぼくをどうかどうか笑っておくれ。

 ひどくやさしいバラを抱いて眠るおだやかな夜。
 いっそ痛みをくれたなら、虚も少しは晴れるだろうにね。

 朝を待つぼくの庭が色を失くした日のことを、
 忘れたようなふりしてみても、ひとつだって笑えなかった。 

 ひどくやさしいバラを抱いて眠るおだやかな夜。
 いっそ痛みをくれたなら、虚も少しは晴れるだろうにね。

 Music, Lyric coe / Vocal 桃音モモ